十二国記 月の影 影の海(上・下)を読みました
こんにちは。念願叶って億万長者になりました(引き寄せの法則)、アラサーOLです。
今日の体重は49.6うん、そうスルスルと下り坂にはなりませんね。
正月太り解消、今後も取り組んでいきます。
さてさて、先日ついに小野不由美先生の月の影 影の海 を読みました。
相変わらずこの文章の魅力は何なんだ〜!?
陰鬱な場面が続いたりしても、不思議と嫌な気持ちや飽きたりせずに読んでしまう。
あっさりとこってりが同居していて後味は常に最高。
最初、上下巻に分かれているのに気がついていなくて、上を読み終わったところで
「え、ここで終わるの!?楽俊まだ出てきてないのに!?そしてここで終わるの!?切れ目が最高すぎる!続きが気になりすぎる!天才や!ひどいことするわあ!」
とのたうちまわりました。
私はアニメを先に観ているので、大体の流れは掴んだ上で読んでいたので、もっと楽俊は早い段階で出てくるものだと思い込んでいたんです。
ネタバレ厳禁なタイプの人は以下読まないようにして下さいね。
上巻の切れ目がアレ、もうさ、最高じゃないですか?
もう絶対陽子が助かるってわかっていても
「この先どうなっちまうんだ!?」となる感じ。
そして、下巻の最後も最高。
最後の漢文みたいな歴史書の抜粋の前1ページのところでグワッと感情が昂りました。
寝る前に読んでしまったので、その後興奮がおさまらなくて普通に寝られませんでした。
何?普通に目的を達したっていうだけのシーンのはずなのに、なぜあんなにグワッときてしまうの?天才やめて?
そして、魔性の子の時も最高でしたが、最後歴史書風にして結末を語るの、簡潔かつ現実味があってすごく良くないですか?
内容や陽子の内面の成長、素晴らしさについても沢山沢山あるんですけど、その前にファンタジーの形としてとても良すぎて…
あとね、こちらの世界と十二国の世界の常識のズレも良い。陽子が思う「変なの」だけでなく、楽俊をはじめとした十二国の住人がこちらの常識に対して思う「変なの」も描写されていてですね…とても良いですね…
陽子と楽俊も本当にもう何でそんなに良き人たちなのよ。
キャラクターが良くて困る。
陽子お…カッコよすぎるよお…
あなた、迷っていたけれど、とっても王の器よお…
私が陽子のような経験をしても、絶対あんなふうに成長できませんね。
私も陽子みたいな人間になりたい…
天帝の見る目が素晴らしいったらない。
絶対、天で天帝はニッコリしていますね。