魔性の子を読みました
こんにちは。念願叶って億万長者になりました。皆さま応援ありがとうございました。(引き寄せの法則)アラサーOLです。
皆さま、連休はいかがおすごしでしたか?
私はずっとおうちにいました。
素敵でしょう。
その間に時計が壊れるなどしました。
連休中、ようやっと勇気を出して小野不由美さんの十二国記シリーズに手をつけました。
帯に『エピソード0』とあったので、まずは魔性の子から。
十二国記シリーズは、幼少期にアニメを見ていましたし、なぜか家にDVDボックスがあったので、一年前くらいにも一気見しました。
陽子みたいな強い女が嫌いな奴いる?いねえよなあ!
(マイキー構文)
そんなわけで、なんとなくの予習は済んだ状態で魔性の子に手を付けました。
以下、感想なのでネタバレを好まない方は念のため避けて下さいね。
あのさ、え、小野不由美さん、凄すぎておかしいですよね。
魔性の子のために練った十二国の設定が綿密だったので、十二国記シリーズが生まれたというのは知っていたんですが、綿密すぎ!
これ、本当に魔性の子だけで終わってもいいと思っていたなんて、信じられない!
こんな、ちょっとワードが出てくるだけの不思議ホラー要素のために、異世界ひとつ作り上げたなんて!
それにね、ちゃんと十二国記の全容を知っている私が読んでも、全然齟齬がないんですよ。
ていうか、私は十二国記の予備知識があるので、「ああ、あれがこうなっているからね。あ、これはツノが折れたことを示しているのね」とかそういうのがわかって読むのでまだアレなんですが、これ、え?
ちゃんと何があってこうなったかも魔性の子の中でわざわざ語らないので、本当にこれだけ読んだ人にとっては、「なんかあるんだな」「異世界ファンタジー要素なんだな」っていう記号でしかないんですよ。
ちゃんと辻褄が合っているっていうこともわからない。適当に不思議要素としてそれらしいことを言ってるっていう風に思われても仕方がないんですよ。
これ、十二国記シリーズになってほんと正解ですよ。
このちょっとの不思議要素のために、かかれていないのにキッチリ作られた空白が多すぎる。
あとね、もう、250ページくらいまでは、淡々と高里くんにまつわる奇妙な事件が起きまくって、おかしいおかしいと不安を煽るだけなのに、めっちゃスルスル読めちゃうし、飽きないんですよ!面白いの!
もうみんなよんで!